今から始めるミリシタ考察~夜想令嬢編下準備パート~

ハイ、ドーモ!Sacです。イヤグワ!

そんなアイサツもそこそこにですね、今回は夜想令嬢についての記事を書いて行きたいなーっと思っております。

実装当時には、そこまで強い思い入れはなかったのですが、CDが発売され、ドラマパートを聴いてからもう好きで好きでしょうがない作品になりました。ユニットとしてもそうなのですが、どちらかと言うと夜想令嬢という1つの作品としてとても好みです。ミリ6th追加公演でも触れたのですが、長くなりそうだったのとライブの感想からどんどん離れて行きそうだったのもあり、こういった個別記事で書こうといった次第です。ということで、始めていきましょう!よーいスタート!

 

一番長くなるのは十中八九考察の話だと思いますので、この記事では世界観や各キャラクターの情報、ストーリーの大筋などからまとめていこうと思います。下準備は大事!まとめられるかどうかは別の話ですけどね!ガンバロ!

あ、大体もうわかってるというPの方は本記事を飛ばして、考察記事から読み始めても問題無いかなと思います!

 

まずは世界観から触れていきますよ~。

全体的な雰囲気からしても現実世界の中世ヨーロッパなんかをイメージするとわかりやすいのかなと思います。私も全く詳しくないので、中世ヨーロッパの経済事情とか、生活事情とかなんにもわかりませんが。イメージね、イメージ。

ということでまずはエドガーのこれらのセリフ。

 

「そんな綺麗なドレスでウロウロしてたら、盗んでくれって言ってるようなもんだぜ。」

「へへっ、今日は仕事にありつけたぞ~。」

 

ハイ、こちらから察することができるように、少なくとも彼女は定職がなく、彼女の住むところは治安が悪いということがわかります。見ればわかりますね~。

他にも世界観を示唆するセリフとしては

 

「バカバカしい。飢えた民の怒りを、腐敗した王政から逸らすのが目的だろう。」

「フフッ、そうね。民の血をより多く啜っているのは、ヴァンパイアではなく、私達貴族ですもの。」

 

というアレクサンドラとエレオノーラの会話。貴族は裕福に、平民は飢えているということがわかります。ボイスドラマ1本の作品ですので、世界観は簡潔に、わかりやすくなっているのでしょうかね?

人々の生活はそんな感じのようですが、最も強調しなければならない点としては「この世界にはヴァンパイアという怪物が存在する」ということでしょうか。まぁ、現実にもいるかもしれませんけれど。……それはそれとして。

まとめると

 

  1. この世界には貴族と平民がいる。
  2. 平民は飢えに苦しんでいる。
  3. 子どもすら働いて、日雇いの仕事をしている。仕事はあったりなかったり。
  4. 盗み、殺しが当たり前の劣悪な治安。
  5. ヴァンパイアが存在する。

 

と言ったところでしょうか。酷い世界ですね。これはエレオノーラが壊したくなる気持ちもわかりみって感じです。

世界観を軽くまとめたところで、お次は登場人物たちに触れて行きましょうか。どんなキャラクターが登場するのかなあ!ワクワクだなあ!

まずメインキャラクターから2人、エドガーとクリス!

 

エドガー>

エドガーは貧民であり、日雇いの仕事をしながら生活する男装の少女です。母親は幼い頃に物取りに殺されており、現在は1人で生活しています。殺しや盗みが当たり前の街において、人を傷つけたりしたくないといった健全な精神を持った稀有な人物でもあります。

この街は腐っていると考えており、いつか母親から聞いた悪い人間のいない「約束の地」へと旅立つことを夢見ています。

「狩り」をしにきたクリスと出会い、彼と深く関わっていくことになります。

 

<クリス(クリスティーナ)>

クリスは巷を騒がせているヴァンパイアです。綺麗な宝石とドレスを身に纏い、手袋、日傘を身に着け、治安の悪いエドガーの住む街に行き、襲ってきた者を返り討ちにして血を啜るという「狩り」を夜な夜な行っています。そんな折にエドガーと出会い、彼女の美しい精神に触れて、彼はエドガーに惹かれていきます。エドガーが瀕死の重傷を負った際に、彼女をヴァンパイアへと転化させることで命を救いました。

 

夜想令嬢のMVでは黒い服を着ていた2人ですね。

物語はクリスとエドガーが出会うところから始まるのです。

さ、次はMVで白い服を着ていた2人組を紹介していきましょう!

 

<アレクサンドラ>

辺境伯(というかその夫人であるエレオノーラ)お抱えのヴァンパイアハンター。数年前に両親をヴァンパイアに殺され、妹のノエルもヴァンパイアになってしまったという過去を持っています。現在はノエルを人間に戻す方法を探しながら、エレオノーラに従っています。

王から下ったヴァンパイア討滅の勅命に対して、「ヴァンパイアと言えど元は罪のない民で、それを理由も無く斬ることはできない」と返すなど誇り高い女性。

「魔」を祓う力を持っているらしく、その力で不死の怪物ヴァンパイアをも葬り去ることが出来るようです。

 

<エレオノーラ>

辺境伯夫人。その正体はアレクサンドラの両親を殺し、ノエルをヴァンパイアに変えたヴァンパイア。

強いヴァンパイアだけの国を作る為に、弱いヴァンパイアを淘汰するという目的の為にアレクサンドラを操っていました。

元は夫と、"いとし子"であるアンジェラの3人で小さな城で暮らしていたようですが、人間であるにも関わらずヴァンパイア狩りに遭ってしまいます。その事件において夫とアンジェラを喪い、復讐の為に自らはヴァンパイアとなったという過去があります。

最期は正体を暴かれ、アレクサンドラに斬られて、風と共に灰と消えていきました。

 

白服2人組の紹介でした!悪女「エレオノーラ」を演じる莉緒姉はいつもと全く違う雰囲気ですごく素敵ですよね…悪女、良いよね。

他にも登場人物はいるのです!というわけで、サブキャラクター達を紹介しましょう。

 

<ノエル>

アレクサンドラの妹。生まれつき体が弱い。数年前にエレオノーラにヴァンパイアへと変えられてからは、彼女の香によって眠らされています。

 

<アンジェラ>

エレオノーラのモノローグに登場する彼女の"いとし子"。ヴァンパイア狩りに遭い、エレオノーラの夫と共に殺されてしまったようです。

 

<ルカ>

エドガーの住む街に住む少年。

クリスの身ぐるみを剥ごうとしたところ、凄まれて逆上し、ナイフで刺そうとするもクリスを庇ったエドガーを刺してしまいます。お察しの通りその後はクリスに吸血されて退場。栄えあるMTGシリーズ初のアイドルが演じるキャラクターの死亡者となってしまいました。昴くん好きなんだけどまさか死ぬとはなぁ…。

 

とまぁ、ネームドキャラクターはこの辺りでしょうか。

あまり長くなってもと思いますので、この記事のラストを締めくくる部分として、最後に結局この夜想令嬢という物語はどういう物語だったのか?というところに触れて締めたいと思います。

まず、この物語の結末はハッピーエンドであったのか、それともバッドエンドであったのか。

結論から言えば、どちらとも言えないというところでしょうか。日本人が大好きなやつ。

エドガーとクリスは最後に約束の地らしき村を発見しますが、その村が約束の地であるという確証はありませんし、何より彼女達は依然としてヴァンパイアであり、血を吸わなければ飢えを凌げないという問題は解決されていません。お互いの血を飲むんじゃだめなの?

ただし、彼女達の場合は希望のある結末であり、アレクサンドラの方はさらに救いがありません。

正体を隠すための仮の姿とは言え、辺境伯夫人であるエレオノーラを殺したことによって、アレクサンドラは国を追われ、命を狙われることになってしまいます。既にノエルを人間に戻す方法を探すことよりも、ノエルが人間として生きていける場所を探すという風に目的はシフトさせているということもここで語られますね。エドガー、クリスと同じように、当然ノエルもヴァンパイアですから、血を摂取しなければ飢えてしまいます。アレクサンドラの場合は、彼女がノエルに血を与えるという方法でそれを凌いでいるようですが。

そして最後のパートであるOvertureでは、ノエルがアレクサンドラを襲おうとしていた国の追手を殺害するという衝撃のシーンが描かれます。絶句するアレクサンドラに、ノエルは「これからは私がお姉さまを守ってあげるわ。ずっと、ずーっとよ。約束……。」と伝え、ノエルの笑い声にエレオノーラの笑い声が重なり、最後はエレオノーラの笑い声のみになり、フェードアウトする…という形でこの物語は締めくくられます。

アレクサンドラはこれからも死ぬということはないでしょう。しかし、ノエルは人間を殺すことを厭わないヴァンパイアと化してしまっているのです。彼女はこれからどうするのか…。私個人としては、この結末にはとてもじゃありませんが、希望を見出すことはできませんでした。ヤンナルネ…。

気になるのは、最後のパートのタイトルが「Overture(序曲)」である点です。これはまだ始まりにすぎなかった…ということでしょうか?夜想令嬢2、待ってます。

 

とまぁ、これ以上やるとこのまま考察に入りかねないので、とりあえずはここまで。

次の記事からはがっつり考察に入って行きますので、どうぞよろしくお願いします。

えっ?夜想令嬢の考察とかいまさら?ハハハ、何をおっしゃるウサギさん…そんなことは百も承知ですよ…。私は筆が乗った時に気まぐれに色々やる人なので、こうなりがちです。というわけなので、次の記事からは考察パートに入って行こうと思います!ではサヨナラ!